宮崎県・新田原基地で日米共同訓練

沖縄と日本海でも空自と米空軍・海軍との共同訓練



2機同時離陸する航空自衛隊のF-15戦闘機


1機で離陸する米海兵隊のFA-18


管制塔の下に駐機する米海兵隊のFA-18


F-35Bの受入れに向けて工事が進む


着陸直後のF-15戦闘機(23.12.18 木元 茂夫 撮影)

 防衛省は、12月8日から20日まで新田原基地で行われた日米共同訓練を、「再編の実施のための日米ロードマップに基づき、二国間の相互運用性の向上と米軍飛行場の周辺地域における訓練活動の影響の軽減のために行われるもの」と発表した。しかし、新田原基地にせよ、海兵隊機を派遣してきた岩国基地にせよ、周辺住民から損害賠償を求める訴訟が起こされており、その爆音被害は相当なものである。

新富町のホームページには米軍機の飛行記録がアップされている。18日の午後、監視に行ったが、自衛隊の戦闘機F-15は、この3倍以上の回数の飛行訓練を繰り返していた。
時折、2機同時離陸を行っていた。
自衛隊は通常の離発着訓練を行い、その合間に時々、米海兵隊FA-18が離陸するという印象を受けた。しかし、上空で自衛隊機と米海兵隊機がどのような訓練をやっているのかはわからない。防衛省は「戦闘機戦闘訓練」とだけ発表している。
同時期、沖縄でも日本海でも日米共同訓練が実施されている。戦闘機や戦闘攻撃機だけではなく、電子戦機EA-18Gも参加している。同機は21年からアップグレードが進められ、相手のレーダーによる探知や通信信号を妨害する能力を向上させるという。

 新田原基地にはダンプカーが頻繁に出入りし、基地内のあちこちで工事をやっていた。
「F-35Bに係る受入れ施設整備工事」ということだ。24年度にはステルス戦闘機F-35Bの飛行隊が新たに編成される。
ヘリ空母「いずも」への搭載が予定されている機体である。「いずも」も24年度から第2次改修工事がはじまる。

(木元 茂夫)

以下は、宮崎県新富町HPより引用


以下は、防衛省報道発表資料より引用









2023-12-23|HOME|